原稿用紙2枚分

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三寒四温

 昼間は妙に暖かく、夜になると風がとても強くて非常に寒かった。直接はでくわさなかったが、時折雨音も響いていた。朝の天気予報の雨マークを見逃したため、まったく傘を持つなんていうことを考えていなかったので非常に困った。雨はだいぶひどかったけど帰り道には上がっており、時折風に吹かれた電線からなのか、頭上にもかばんにもぱらぱらと雨のしずくが落ちてきた。
 昼休みに写真の練習をしようと考えて、デジイチを肩から下げて会社に行った。昼にカメラを持って外に出たときは晴れ渡っていた空が、みるみるうちに雲に覆われ、慌ててカメラを構えていると太陽の光は雲の中に消えてしまった。結局何の写真も撮ることなく、そのままカメラを持って帰った。取れ高がないのはさみしいものではあるが、天候相手に撮れないものはしょうがない。今日は太陽の光が当たるものを撮りたかったと思ってカメラを手にしていたのだし、自分の思うようにはいかないタイミングもある。撮りたいものを撮れないのならばあきらめよう、と考えるけれど、晴天を目の当たりにしていただけに少し悔やまれる。 天気が変わりやすく、気温の差も激しい今の時期は、毎日毎日暖かさと寒さが交互に訪れ、その間隔が徐々に伸びていって、春が到来する。今は梅の花が咲いていて、そのうち桜の花にバトンタッチして、桜前線が南から徐々に北上していって、気づけば春がきている。あっという間に春は過ぎて、冬にしっかり着込んでいたモンベルのダウンのことなんてきれいさっぱり忘れるくらいのさわやかな季節も、梅雨も、暑い夏もやってくる。そのことを私は毎年の体験から知っている。知っているけれど、今はとにかく寒さが身にしみるし、寒くて強い風が吹く中を歩くのは結構こたえる。ときどき吹くような生ぬるい風はすぐに寒い風に取って代わられる。もう少し早く暖かい日が続くようになるといいなと歯を強くかみあわせながらぼんやりと思う。